メタボリックシンドロームになりたくない! TOP メタボリックシンドロームニュース > メタボリックシンドローム 遺伝子と生活の関係探る

メタボリックシンドローム 遺伝子と生活の関係探る

◆国立循環器病センターが予防のため、胎児期から追跡調査

 母親の胎内や幼児期の食習慣が、成人後にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を引き起こす可能性を調べるため、国立循環器病センター(大阪府吹田市)の吉政康直外来部長らのグループが、原因となる遺伝子と生活実態の関係について、胎児期からの追跡調査に乗り出す。岩手、兵庫両県で500人を対象に実施。子どもから大人になるまでの各段階で、より効果のある予防策を見つけるのがねらいだ。

 同センターによると、早産などで出生時の体重が少ないと、成長するに従って肥満になりやすい場合がある。成長段階でファストフードなど動物性脂肪を多く取るほど、成人になって症状が出やすいという報告もあり、生い立ちにさかのぼって調査することにした。

 調査は、予防対策に積極的に取り組み、メタボリックシンドロームに関心の高い岩手県矢巾町、兵庫県丹波市と協力して来年2月以降に開始。2003~05年の健康診断で高血圧や高血糖、高脂血症のうち二つ以上見つかるなど、「疑いあり」と診断された30歳以上の男女(平均約60歳)を対象に行う。

 血液検査で、肥満を引き起こすと考えられる遺伝子を調べ、母子健康手帳で、出生週数など胎内での成長や出生時の身長や体重、幼児期の成長を確認する。幼児期からの食べ物の好みや栄養状態、母親の妊娠中の食生活について、本人や家族に聞き取りで調査。メタボリックシンドロームにかかわる遺伝子を絞り込み、その個人差と、胎児、幼少期の生活が発症にどう関係するかを探る。

(2006年12月30日 読売新聞)



メタボリックシンドロームになりたくない!
メタボリックシンドローム 遺伝子と生活の関係探る